ほんとうのところ
生徒は何も知らない。
部員たちはまったく何も知らないのだ。
まあそれも仕方がない。
7回目ともなると、その起源を忘れてしまう。
いやはや忘れるのではなく、そもそもその起源を知らないのだ。
まったく知らない。
Nowhere LANDとは何かを。
ライブの直前、なら100年会館の会場に流れるのがこの曲です。
何度も何度も繰り返し、この曲が流れる。
Nowhere Man The Beatles
He’s a real nowhere Man, 彼はまったくどこにも属さない男
Sitting in his Nowhere Land, 勝手にどこにもない場所にすわっている
Making all his nowhere plans for nobody. 誰のためでもなく 聞いたことのない計画を立てている
Doesn’t have a point of view, 何を考えているのか自分でもわからない
Knows not where he’s going to, どこに向かっているのかも
Isn’t he a bit like you and me? 少しだけお前とか俺とかに似ているかもしれない。
一条高校の単独ライブのタイトル Nowhere Land はこのジョンレノンの Nowhere Man の歌詞から採っています。
Nowhere Landは一条ダンス部にしかない、どこにもない、ここにしかないダンスという意味を込めています。言葉の解釈は一つではありません。
ジョンレノンはこのNowhere Manという曲を自分自身をあらわして書いたのではないかと思われます。詞というより詩に近いので、この言葉をどう受け取るかはそれぞれ何通りにもある。
ちなみに上の日本語訳は顧問自身によるもの。
ジョンレノンは詩人でもあり、哲学者でもありました。彼の言葉の奥行には果てがない。
ダンスにも哲学が必要。
フィロソフィーなきところに伝わるものは何もない。
一条高校ダンス部のライブ、その歴史と伝統を受け継ごう。
ここにしかない、その明朗なる真昼の精神と
哲学とグルーブと熱情を。
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